人工衛星による野生のラクダの追跡
遠隔検知の専門家であるシャオチュアン・リュウは、宇宙技術を駆使して絶滅の危機に瀕する野生のラクダの保護に挑んでいる。
大気からの水の抽出
ケニア人の起業家、ベス・コイギは、世界で最も差し迫った複雑な問題の1つである水不足に対処するテクノロジーを展開している。
アンデスにおけるコミュニティ主導の森林再生
ケチュア族の農民の家系出身であるペルー人の生物学者アウッカ・チュータスは、先祖から代々受け継がれてきたアンデスの故郷にある森林が、人間の活動により消失しているのを目の当たりにし、行動を起こす責任を感じた。
アフリカの森林保護
コートジボワール初の霊長類学者であるインザ・コネは、西アフリカの最後の原生雨林の一つタノエ・エヒで20年近くを過ごし働いてきた。
インドネシアの土地、生活、伝統の再生
社会起業家のデニカ・リアディニ=フレッシュは世界初の再生可能な“Farm-to-Closet”(農場からクローゼットへ)衣料品チェーン、幸福を意味する「スッカチッタ」の起業に成功した。インドネシアの農村職人を力付けたいという決意のもと、彼女はサステナブルな伝統技術を用いて高級衣料品を作る人々のために、公正な賃金を得られる雇用を何百件も生み出してきた。
ナイジェリアの食料供給を確保する
2010年、ナイジェリア人の社会起業家ンナエメカ・イケァグォーニューは、小規模農家にアドバイスするためのラジオ局を設立し、ロレックス賞を受賞した。現在、彼の最新プロジェクトである太陽光発電のウォークイン冷蔵室ネットワークが、ナイジェリアの食料供給網に革命を起こしている。
麻痺治療の未来
神経科学者のグレゴワール・クルティーヌは、脊髄損傷を治療するために画期的な生体工学技術を開発している。
インドの熱帯雨林を救うための探求
ロミュラス・ホイッティカーは、幼少期にヘビに魅了され、環境保護、特に熱帯雨林の保護に生涯を捧げることになった。
先住民の知識を活用して資源のマッピングを行い、チャドの気候に関連した対立を防ぐ
気候変動の現実は、チャドの人々がもっともよく知っているだろう。3,000万人の人々を支える、国の名前を冠した国内最大の湖が、わずか2世代の間にほとんど消滅してしまったのだ。
タンザニアの栄養失調を根絶する一つの栄養強化バッグ
栄養失調が原因で、毎日15,000件の防ぐことが可能な子どもの死が世界で発生している。アメリカの社会起業家であるフェリックス・ブルックス-チャーチは、恵まれない社会で暮らす、すべての母親と乳児がとる食事に、命を救うために必要な栄養素が含まれていることを保証する独創的なシステムを開発した。
世界最北端の洞窟を探検・研究し、北極圏の気候変動に関する新たな知見を得る
イギリスの気候研究者であるジーナ・モズリーは、地球最北端に位置する未踏の北極圏の洞窟に下降し、地球の過去の気候を解明する手がかりを求めて、探検において世界で最後のフロンティアの一つを越えようとしている。
ネパールのトランス・ヒマラヤにおける生物多様性の保護のための地域の取り組みの促進
世界で最も荒涼とした、孤立した場所のひとつであるネパールのヒマラヤ山岳地帯のフムラでは、ユキヒョウや野生のヤクなど、減少しつつある野生動物を救うために、地域住民が最前線で保護活動に参加している。
インド洋の深海のサンゴ礁の探索と保護
モルディブの水深100 m以上の場所には、不思議なサンゴや奇妙な生物が生息する、未踏のトワイライトゾーンがある。
聖なる鳥コンドルを救う
2世紀前、アンデスコンドルはアンデス山脈上空を悠々と舞っていた。しかし今日、人間による干渉が主な原因でその個体数は激減している。30年以上にわたり、アルゼンチンの生物学者ルイス・ジャコメは、この世界最大の飛ぶ鳥を絶滅の危機から救う活動を続けている。
コウモリを擁護する生物学者
メキシコ人生物学者ロドリゴ・メデリンは、一般的に哺乳類の中でも人々に恐れられ嫌われているコウモリが、実は人間と農業に恩恵をもたらす存在であることを示すことに生涯を捧げている。
インドの汚れた湖を再生する
大規模な都市化と気候変動の深刻な影響に直面し、インドの環境保護活動家アルン・クリシュナムルティは、多くの若いボランティアをはじめとする人々を動員して、自国の湖の清掃、復元、回復の支援に取り組んできた。
インドの道路での救命
ピユシュ・テワリは、彼のいとこが居合わせた人々からの救いの手もなく交通事故で亡くなったという悲報を受け、インドにおけるこの問題の解決策を見出すことに駆り立てられた。以来、国内外で何千人もの命を救うために尽力してきた。
鳥はいかにして森を救ったか
スイスの鳥類学者アニタ・シュトゥーダーは、その豊かな鳥類を研究するためにブラジルに渡り、強い意志と専心的な取り組みにより、自分たちの森を救うようブラジルの人々に働きかけ、今では第二の故郷となったこの地で何千人もの人々の生活をより良いものに変えてきた。
ロレックス賞 - 世界を変える女性たち
ロレックス賞の支援により、強く、逆境に負けない女性たちが、よりよい未来への道を切り開いている。
地下世界の冒険家
洞窟の隠された領域は、数々の遠征が次世代のために時のアーカイブをもたらしてきたフランチェスコ・サウロのような洞窟学者たちのおかげで、科学者や探検家たちに新たな世界を切り開いてきた。
アフリカの「カメの保護者」
若い頃にカメに魅了されたトマ・ディアーニュは、生まれ故郷のセネガルとアフリカ全土における絶滅危惧種の研究と保護に人生を捧げてきた。
雲霧林の警鐘
スリランカの自然保護活動家であるローハン・ペティヤゴダは、かつては霧に包まれた豊かな熱帯林があったスリランカ固有の高地生態系を再生するため、20年以上にわたって市民参加型のキャンペーンに取り組んできた。
ルワンダの人々を高揚させる、堂々たる鳥
オリヴィエ・ンセンギマナは教育や説得を通して、ルワンダの富裕層たちに高値で取引され、その庭に閉じ込められていたホオジロカンムリヅルを解放してきた。そして現在、この華麗な鳥が元の生息地で繁栄できるようにするための、戦略的な野生動物管理計画を用いている。
視力検査がもたらす平等
世界には、容易に治療できる視力の問題に苦しむ人々が10億人もいる。そうした人々のうち少なくとも3分の1は、現代の光学的療法が決して届かない地域に住んでいる。しかし、そうした状況はイギリス人眼科医、アンドリュー・バストーラスのひらめきによって、急速に変わりつつある。
深海の星座
オーストラリア人海洋科学者のブラッド・ノーマンがNASAにより開発されたアルゴリズムを使って個体を識別する方法を発見するまで、絶滅の危機に瀕している世界最大の魚であるジンベエザメについては、ほとんど知られていなかった。
肌に貼り付けたステッカーが実現する医療アラート
痛みのないワクチンパッチを生み出したしたオーストラリアの科学者、マーク・ケンドールは今、患者に心臓発作のような症状が現れた場合、早期に警告を送信できる微細なマイクロウェアラブルデバイスの開発を指揮している。
黒ずんでゆくグリーンランドの氷
グリーンランドの厚い氷床の中では、奇妙な新しい生命が増殖しており、数千平方キロも広がるまっさらな白い風景が、緑、赤、茶、紫、黒といった不気味な染みで覆われつつある。
アマゾンのために巨大魚を保護 - ロレックス賞
ブラジルの生物学者ジョアン・カンポス=シルバは世界最大級の淡水魚を保護する活動をしている。彼の活動がどのように地域社会にも貢献しているか、詳細を見る。
2023年度 ロレックス賞受賞者:シャオチュアン・リュウ - エピソード 3
2023年度 ロレックス賞を受賞したことで、シャオチュアン・リュウはより多くの野生のラクダを追跡、モニタリングし、研究を拡大することができる。
2023年度 ロレックス賞受賞者:シャオチュアン・リュウ - エピソード 2
2023年度ロレックス賞受賞者のシャオチュアン・リュウは、追跡用首輪と遠隔検知衛星技術を利用して、ゴビ砂漠に点在する野生のラクダの動きをモニタリングしている。
2023年度 ロレックス賞受賞者:シャオチュアン・リュウ - エピソード 1
2023年度ロレックス賞受賞者のシャオチュアン・リュウは、古来の生物を救うために現代のソリューションを利用している。野生のラクダは、何千年にもわたりモンゴルと中国にまたがるゴビ砂漠の大平原に生息してきたが、現在絶滅の危機に瀕している。
2023年度 ロレックス賞受賞者:ベス・コイギ – エピソード 3
2023年度ロレックス賞受賞者であるベス・コイギは、オフグリッド・コミュニティに太陽光による大気水生成技術を導入するプロジェクトを拡大している。
2023年度 ロレックス賞受賞者:ベス・コイギ – エピソード 2
地球の大気には、地上の河川の総量の6倍もの水が含有されている。
2023年度 ロレックス賞受賞者:ベス・コイギ – エピソード 1
ケニアのリムル出身の起業家ベス・コイギは、緑豊かな湿地帯と雨に恵まれた丘に囲まれた場所で育った。
2023年度 ロレックス賞受賞者 コンスタンティーノ・アウッカ・チュータス - エピソード 1
ケチュア族の農民家系出身で生物学者のコンスタンティーノ・アウッカ・チュータスは、30年前に無秩序な伐採や山火事、土地の不正取引によりペルーの森林にもたらされた被害を目の当たりにし、行動を起こさずにはいられなかった。
2023年度 ロレックス賞受賞者 コンスタンティーノ・アウッカ・チュータス - エピソード 2
アンデス高地のポリレピスの森は、アンデス山脈からアマゾンに至る水の安全性確保に大きく貢献している。標高5,000 mもの高地で育つこの樹木は土壌浸食を緩和し、野生動物の生息地になるだけでなく、大規模な天然のウォータータワー(給水塔)としての役割も果たしている。
2023年度 ロレックス賞受賞者 コンスタンティーノ・アウッカ・チュータス - エピソード 3
大規模な森林再生活動の一環として、2023年度ロレックス賞受賞者のコンスタンティーノ・アウッカ・チュータスは、アンデス各地の村から何千人もの人々を動員してきた。
2023年度 ロレックス賞受賞者 インザ・コネ – エピソード 3
2023年度ロレックス賞受賞者のインザ・コネは、人々と自然がうまく共存できるよう支援し、コートジボワールに残された最後の古代雨林の一つであるタノエ・エヒを保護することを使命としている。
2023年度 ロレックス賞受賞者 インザ・コネ – エピソード 2
2023年度ロレックス賞受賞者のインザ・コネは、西アフリカで最も危機に瀕した霊長類の運命を変えるべく、コートジボワールで改心した地元の密猟者たちの専門知識を活用している。
2023年度 ロレックス賞受賞者 インザ・コネ – エピソード 1
2023年度ロレックス賞受賞者であるインザ・コネは、コートジボワールに残る最後の原生雨林の一つであるタノエ・エヒの保護に取り組んでいる。その森は、地球上でここでしか見られない種を含め、生命に満ちている。
2023年度 ロレックス賞受賞者 デニカ・リアディニ=フレッシュ – エピソード3
2023年ロレックス賞受賞者デニカ・リアディニ=フレッシュは、村々に工芸学校を設立することでインドネシアの農村コミュニティを支援している。彼女は“Farm-to-Closet”(農場からクローゼットへ)の社会的企業「スッチカッタ」を創設し、インドネシア中の女性に労働および公正な賃金とともに、昔ながらの農法や織物製造技術の教育の場も与えている。職人は自身の村でこの企業の仕事を行うことができ、平均収入は60%増加し、他の女性起業家たちにも助成金やマイクロクレジット融資が与えられている。
2023年度 ロレックス賞受賞者 デニカ・リアディニ=フレッシュ – エピソード2
2023年度ロレックス賞受賞者デニカ・リアディニ=フレッシュは、女性と自然を最優先とする起業と革新を行うことで何が起こるのかを示している。彼女の衣料品ブランド「スッカチッタ」を通じて、農村の女性たちは伝統的でサステナブルな農法と織物製造技術を取り戻し、学び直している。既に、農家から織物職人、そして裁縫職人まで、1,400人以上もの人々の生活がこのプロジェクトによって変化した。やせた土地は再生され、染料による有毒物質の流出が阻止され、再び地球とのつながりを持ち始めた。
2023年度 ロレックス賞受賞者 デニカ・リアディニ=フレッシュ – エピソード1
2023年ロレックス賞受賞者デニカ・リアディニ=フレッシュは、衣料品サプライチェーンを再構築し、インドネシアの農村の女性職人に力を与えている。自身の“Farm-to-Closet”(農場からクローゼットへ)衣料品ブランド「スッカチッタ」により、社会的起業家の彼女は昔ながらの技術を蘇らせ、土壌を再生しながら、農村コミュニティに社会的そして経済的な変化をもたらしている。彼女の事業は、パーペチュアル プラネット イニシアチヴの一環であるロレックス賞の精神を体現している。このプログラムは、地球上の生活を向上させ、次世代のために文化的および自然遺産を保護するための革新的なプロジェクトに取り組む個人を支援する。
世界的な先駆者たち – ビデオ
パーペチュアル プラネット イニシアチヴの一環として、ロレックスはロレックス賞の新たな受賞者を発表する。
ナイジェリアの食料供給を確保する – ビデオ
2010年、ナイジェリアの社会起業家であるンナエメカ・イケァグォーニューは、小規模農家にアドバイスするためのラジオ局を設立し、ロレックス賞を受賞した。
麻痺状態にある人々が再び歩く手助けをする
医療科学者グレゴワール・クルティーヌにとって、脊髄の損傷はもはや歩くことへの障壁ではない。彼の神経機能代替「ブリッジ」がどのように麻痺状態にある人々を再び歩く手助けをするのか、詳細を見る。
麻痺治療の未来 – ビデオ
世界中でおよそ2,000万人の人々が脊髄損傷を患い、彼らの生活の質に大きな影響を与えている。
パタゴニアのフィヨルドで海底林を探査
科学的に解明されていない新種の発見は、恐れを知らない海洋生物学者フレニ・ホイサーマンが、パタゴニアのフィヨルド沿岸に位置する手つかずの海を保護するために取り組む活動のほんの一面である。
世界の熱帯雨林の声を聞く電子「耳」 - ロレックス賞
トファー・ホワイトは科学者たちに所定の地域の野生生物の健全性を調査する機会を提供する。彼がどのように古い技術を使って革新的な自然保護を進めているのか、詳細を見る。
過酷な条件を生き抜くサンゴによるサンゴ礁の救済
海洋生物学者のエマ・キャンプは世界で最も強健なサンゴを見つける。人間の行動により影響を受け、気候変動に直面したサンゴ礁を彼女がどのように救済するのか、詳細を見る。
海を見守る眼
スタンフォード大学教授のバーバラ・ブロックは、海洋の捕食動物をタグ付けすることで、その生態の神秘と生存の見通しを明らかにしている。
地球の音に耳を傾ける
生物音響学のパイオニアであるミシェル・アンドレは、クジラと船舶との衝突を防止するための水中システムの設計に着手したことをきっかけに、地球上に渦巻く無数の音を監視し、自然への脅威を警告する収音マイクのネットワークを構築、そのプロジェクトを拡大し続けている。
南米グランチャコの守護神 - ロレックス賞
グランチャコは、南米に残された未開地の一つだ。だがその生態系は壊れつつある。保全生物学者エリカ・クエリャルは、地元民にグランチャコの類まれな生物多様性を守るよう、教えている。
危機にさらされている世界中のペンギンを救う - ロレックス賞
パブロ・ガルシア・ボルボログルは世界中のペンギン保護に向けて研究を続けている。彼がどのように地域社会を巻き込んでこの海鳥を救うのか、詳細を見る。
アマゾンの素晴らしい遺産 - ロレックス賞
故ホセ・マルシオ・アイレスは、アマゾンの森の保護しながら地元の人々の生活水準を向上させるという難題に、生涯をかけて挑んだ。
海に住む優しい巨人
カースティン・フォースバーグは、地域住民と協力して絶滅危惧種であるマンタ(オニイトマキエイ)の保護に取り組んでいる。この優しい巨人に対する関心と理解を高め、エコツーリズムによって漁師が代替収入を得られるようにすることが目標だ。
最も過酷な旅
南米有数の探検家であるクリスティアン・ドノソは、パタゴニアの奥地をはじめとする、人が近づけないような地域に遠征を重ねてきた。その目的は単なる冒険にとどまらず、各地域の気候や歴史に関する貴重な知識を得るためでもある。
ロレックス賞 – インドの環境保護主義者 – ビデオ
ロミュラス・ホイッティカーの爬虫類、特にキングコブラへの生涯にわたる関心は、第2の故郷であるインドの環境を保護する60年にわたる長いキャリアへと変わった。
インドの野生動物と人間の衝突を削減する - ロレックス賞
保全科学者クリティ・カランスは、野生動物と人間間の衝突を削減するための活動をしている。彼女がどのように自然保護活動家と地域社会の間の信頼を高めているか、詳細を見る。
インドのクリーンなビジョン - ロレックス賞
グーグルで将来を約束されていたキャリアを捨て、故郷の環境を再生させるという夢を追う、インド人自然保護活動家アルン・クリシュナムルティは、都市部にある汚染された湖を自分たちの手で再生させようと、地域住民を鼓舞している。
インドの型破りな自然保護者 - ロレックス賞
自然を愛するロミュラス・ホイッティカーの情熱は、爬虫類の保護に始まり、調査基地ネットワークを駆使したインドの熱帯雨林の保護へと向けられるようになった。
サハラ砂漠を食い止める - ビデオ
減少する降雨量と深刻化する干ばつによって、チュニジアの農地の4分の3が砂漠化の危機に瀕している。サラ・トゥミは、さらなる侵食や塩化を防いで土地を再生するアカシアの植樹により、サハラを守っている。彼女はまた、持続可能な農業の手法を導入し、農家にオリーブやアーモンドよりも変化する気候に適した作物を植えるように奨励することにより、農村部の貧困削減にも取り組んでいる。
希望の穀物 - ロレックス賞
フォニオとは、西アフリカで食べられている美味で栄養価が高い穀物だ。しかし、脱穀に何時間も要するため、何百年もの間、人々はその作業に悩まされてきた。サヌーシ・ディアキテは、ごく短時間でこの作業を完了できる、フォニオの脱穀機を考案したのだ。
ラジオで学ぶ農業 - ロレックス賞
ナイジェリアはアフリカ第一の人口と経済を擁する国だ。しかし、小自作農で生計を立てている地方の人々は貧困に苦しんでいる。そのような人々が今、ンナエメカ・イケァグォーニューと彼のラジオ局のおかげで、農業による収入を増やす術を学びつつある。
持続可能性というシンフォニー - ロレックス賞
マルタ・ルイス・コルソにとって、自然保護と貧困層の経済発展を切り離すことはできない。中央メキシコの山岳地方で彼女が実現した精神だ。
サハラ砂漠を食い止める - ロレックス賞
サラ・トゥミは、父親の祖国チュニジアに戻ってきた。砂漠化する土壌を回復させ、持続可能な農業を導入することによって貧困を減らす、という決意を胸に。
先住民の知識を活用して資源のマッピングを行い、チャドの気候に関連した対立を防ぐ - ビデオ
気候変動の現実は、チャドの人々がもっともよく知っているだろう。3,000万人の人々を支える、国の名前を冠した国内最大の湖が、わずか2世代の間にほとんど消滅してしまったのだ。気候変動と先住民の権利について主張するヒンドゥ・ウマル・イブラヒムは、この悲劇をきっかけに、マッピングというありそうでなかった媒体を使用し、その危機を解決するために人々は団結できると考えている。
タンザニアの栄養失調を根絶する一つの栄養強化バッグ - ビデオ
栄養失調が原因で、毎日15,000件の防ぐことが可能な子どもの死が世界で発生している。アメリカの社会起業家であるフェリックス・ブルックス-チャーチは、恵まれない社会で暮らす、すべての母親と乳児がとる食事に、命を救うために必要な栄養素が含まれていることを保証する独創的なシステムを開発した。彼のプロジェクトは世界的なモデルとして、タンザニアの子どもたちに新しい命と希望をもたらしている。
世界最北端の洞窟を探検・研究し、北極圏の気候変動に関する新たな知見を得る - ビデオ
イギリスの気候研究者であるジーナ・モズリーは、地球最北端に位置する未踏の北極圏の洞窟に下降し、地球の過去の気候を解明する手がかりを求めて、探検において世界で最後のフロンティアの一つを越えようとしている。彼女の世界初の探索は、極地では他の地域の2倍の速さで温暖化が進み、世界中の沿岸都市が水没する危険性があることを明らかにしようとしている。
ネパールのトランス・ヒマラヤにおける生物多様性の保護のための地域の取り組みの促進 - ビデオ
世界で最も荒涼とした、孤立した場所のひとつであるネパールのヒマラヤ山岳地帯のフムラでは、ユキヒョウや野生のヤクなど、減少しつつある野生動物を救うために、地域住民が最前線で保護活動に参加している。この計画を推進しているのは、エネルギッシュな若き生物学者のリンジン・フンジョク・ラマだ。彼は、地域住民の献身とノウハウこそが真の変化をもたらすと確信している。
海の騒音が鳴らす警笛 - ロレックス賞
生物音響学者であるミシェル・アンドレが集めたエビデンスによると、人間の活動がもたらす海中のは、海洋生物に甚大な被害を与えつつある。
インド洋の深海のサンゴ礁の探索と保護 - ビデオ
モルディブの水深100 m以上の場所には、不思議なサンゴや奇妙な生物が生息する、未踏のトワイライトゾーンがある。魚類研究の第一人者であるルイーズ・ロシャは、先駆的な潜水探索により、これらの深海のサンゴ礁を調査して新種を発見し、その保護を訴えようとしている。
聖なる鳥コンドルを救う - ビデオ
自国の山々で過ごした幼少期とその上空を飛ぶコンドルに魅了された、1996年度ロレックス受賞者であるアルゼンチンの生物学者ルイス・ジャコメは、威厳のある聖なる鳥の生態系における役割と、彼らが絶滅の危機に瀕していることを知った。
コウモリを擁護する生物学者 - ビデオ
2008年度ロレックス賞受賞者のロドリゴ・メデリンは、長年にわたってコウモリを愛し、一般的には恐れられているこの哺乳類が害虫駆除や種子の散布、植物の受粉において果たす重要な役割を見極め、過去40年間をその保護に費やしてきた。
インドの汚れた湖を再生する - ビデオ
チェンナイの彼の家に近い水域の保護や再生を幼い頃から決意していた2012年度ロレックス賞受賞者のアルン・クリシュナムルティは、彼の故郷であるインド国内外で湖を再生させることにその人生を捧げるために、グーグル社での前途有望なキャリアを断念した。
事故現場での救助 - ロレックス賞
インドは世界で最も交通事故死の多い国。しかしピユシュ・テワリの尽力により、交通事故被害者は現在、事故現場で応急処置を受けることができ、生存の可能性が高まっている。
命を救う指人形
自国で数千人の子供たちが予防できる病気で亡くなっているという事実に驚愕したあるエチオピア人教師が、子供たちに衛生について楽しく教える方法を生み出した。
インドの道路での救命 – ビデオ
ビジネスマンとして成功し、2010年度ロレックス賞受賞者であるインド人のピユシュ・ テワリは、彼のいとこが交通事故で非業の死を遂げ、そこに居合わせた人々からの救いの手もなかったことがきっかけとなり、キャリアを捨て、インドの混雑した道路で人々の命を救うことに専念するようになった。
アフリカの陸ガメの救世主 - ロレックス賞
先見性のある動物学者トマ・ディアーニュは、150年以上生きることもあるアフリカのケヅメリクガメの個体数減少に気付き、救うことを決意した。
鳥はいかにして森を救ったか - ビデオ
スイスの鳥類学者アニタ・シュトゥーダーは、その豊かな鳥類を研究するためにブラジルに渡り、強い意志と専心的な取り組みにより、自分たちの森を救うようブラジルの人々に働きかけ、今では第二の故郷となったこの地で何千人もの人々の生活をより良いものに変えてきた。
鳥を守るために森を救う - ロレックス賞
スイス人生物学者アニタ・シュトゥーダーは、ブラジルのアトランティック・フォレストの一部を保存するという野心的なプロジェクトに取り組み、600万本以上の木を植えている。その多くが地元住民の手によるものだ。国全体を巻き込んだ乗数効果を及ぼしている。
ルワンダの幸運の鳥を救う- ロレックス賞
ルワンダの苦難に満ちた歴史において、野生動物保護は常に二の次にされてきた。しかし近年、状況は好転しつつある。きっかけはオリヴィエ・ンセンギマナと、彼の代名詞であるルワンダを象徴する鳥だ。
パキスタンの女性医師に遠隔医療での復職を呼びかける
医師サラ・サイードは遠隔医療によるヘルスケア提供にむけて、女性医師とデジタルテクノロジーを結びつける。彼女の遠隔治療モデルがどのように患者の命を救い、女性の社会的地位の向上に貢献しているか、詳細を見る。
リサイクルされていないプラスチック廃棄物の再生利用 - ロレックス賞
ミランダ・ワンは、プラスチック廃棄物を貴重な物質に転換するための独自技術を開発している。彼女の会社がどのようにプラスチック危機に対する斬新な解決策を打ち出しているのか、詳細を見る。
迷宮の内部へ
南米のテーブルマウンテンにある人類がかつて一度も足を踏み入れたことのない地下洞窟を探検することにより、イタリア人地質学者フランチェスコ・サウロは、地球の進化の手がかりを見つけるのみならず、他の惑星への遠征の準備を助けている。
地下世界の冒険家
洞窟の隠された領域は、数々の遠征が次世代のために時のアーカイブをもたらしてきたフランチェスコ・サウロのような洞窟学者たちのおかげで、科学者や探検家たちに新たな世界を切り開いてきた。
アフリカの「カメの保護者」 - ビデオ
自然保護活動家のトマ・ディアーニュは、カメを自然界に戻すために繁殖させる施設であり、絶滅危惧種の保護活動について学ぶことができる場である「タートルビレッジ」をセネガルに作ったことで、1998年度ロレックス賞を受賞した。
テクノロジーをすべての人に - ロレックス賞
インドに住まう何百万もの視覚障害者たちはスマートフォンの革命から置き去りにされてきた。デザイナーのスミット・ダガールは、テクノロジーを利用する機会を彼らにもたらそうと尽力している。
母親たちへのモバイルライフライン - ロレックス賞
産科の救急医療を受けることのできない母親と乳児の命を助けること、それはアグレイ・オティエノが生涯をかけて追求していこうと決めた使命だ。彼は遠隔医療センターを通じてナイロビのスラム街の貧しい住民たちの生活を支えている。
メキシコのバットマン - ロレックス賞
メキシコ人自然保護活動家ロドリゴ・メデリンは、コウモリに迫る様々な危険と闘っている。しかし、彼が乗り越えなくてはならない最大の脅威は、人間の無知だ。
ユキヒョウを守る - ロレックス賞
人里離れたネパールの西部。野生生物学者ロドニー・ジャクソンは、非常に捕らえにくいユキヒョウを追跡する複雑なプログラムに取り組み、絶滅に瀕したこのネコ科動物を保護するために世界中の様々な団体を一つにまとめた。
アップサイクルで生活を立て直す - ロレックス賞
かつて大都市マニラ最大にして最貧の地区に住む職人たちは、ぼろきれで敷物を作り、わずかな収入を得ていた。リース・フェルナンデス=ルイスは、アップサイクル品や在庫過剰の布を使って、おしゃれなファッションアクセサリーを作らせた。職人たちはまともな暮らしができるようになった。
タイの内気な海牛 - ロレックス賞
タイの沿岸から姿を消しつつあるジュゴンを救うために、ピシット・チャーンスノーは地元民を巻き込み、この内気な海獣の保護と、地元民が経済的に生き残る上で最重要な、沿岸の生態系の再生に取り組んでいる。
買うことを止めれば - ロレックス賞
動物保護運動の多くが密猟の阻止や生息地の保全に注目する中で、イギリス人環境保護活動家、ピーター・ナイツは、絶滅の恐れがある動物に由来する製品の不買を人々に呼びかけている。
アンデスの象徴 - ロレックス賞
アルゼンチン人生物学者のノルベルト・ルイス・ジャコメは、絶滅の危機に瀕していたアンデスコンドル、この南米の象徴的動物の再繁殖の立役者とされている。
200万本の植樹 - ロレックス賞
ロレックス賞を受賞した植物学者、セバスティアン・チュワの先見性は、北タンザニアの人々を奮起させ、大規模な森林再生プロジェクトによる持続可能な将来を構築しようとしている。
砂漠に並ぶ氷の塔 - ロレックス賞
ソナム・ワンチュクは、雪解け水を利用した人工氷河を造ることによって、乾燥したヒマラヤ高地、ラダックの農民たちが水不足を克服するのを手助けしている。
子供たちが新たな世界を築けるように - ロレックス賞
先見性に溢れるメキシコ人環境保護活動家マリツァ・モラレス・カサノバは、自身が開設した環境教育パークを通じて、ユカタンの脆い環境を守ることの大切さを若い世代が学ぶことを願っている。
自然の力 - ロレックス賞
マリア・エリサ・マンテカ・オニャーテは、30年近くもの間エクアドル アンデスの環境破壊を阻止するべく、たゆまず活動してきた。土壌にダメージを与えることなく自給自足する道があると、農民たちを説得してきたのだ。
アフリカの健康バロメーター - ロレックス賞
南アフリカからホオカザリヅルの威風堂々とした姿が消えつつあることに心を痛めた動物学者、リンディ・ロドウェル・ヴァン・ハッセルトは、保護活動のネットワークを拡大し、この鳥の生息地である湿地帯の保存に取り組んでいる。
エメラルドグリーンの森を再生する - ロレックス賞
長い年月の間に少しずつ失われてきたブラジルのアトランティックフォレスト。しかしローリー・カレン Jr.のおかげで、状況は好転している。彼はこの森に生息する他に類を見ない野生動植物を、地元農民による森林保護という方法で守っているのだ。
野生の呼び声 - ロレックス賞
1970年代、生まれて初めて怪我をしたハリネズミを保護したイギリス人会計士、レス・ストッカーは、趣味で行っていた動物看護を世界的に有名な野生動物教育研究病院へと育て上げた。
ボノボに魅せられて - ロレックス賞
子供の頃からボノボが大好きだったアメリカ人ジョー・トンプソンは、コンゴ民主共和国(DRC)に生息するこの「魅力的な」生き物の保護、野外研究、地域社会を基盤とした保護活動に数十年間取り組んでいる。
パラグアイの忘れられた地方を守る - ロレックス賞
生物学者カリーナ・アトキンソンは、6年以上の年月をかけて、パラグアイにある知名度の低い保護区を変革してきた。この保護区は科学的な自然保護と持続可能なツーリズムのモデルとして、地元の地域社会に恩恵をもたらしている。
マンザナールの命を守るマングローブ - ロレックス賞
海水を灌漑に利用するという、ゴードン・サトウが開発した斬新な技術のおかげで、エトルリアの海岸地帯の貧しい村々は自給自足経済を達成した。
ラクダの女神 - ロレックス賞
ドイツ人獣医師イルサ・コーラー・ロレソンは、インドの僻地、タール砂漠に住むラクダ牧畜民と共に、世界中の伝統的な牧畜家コミュニティーの保護に取り組んでいる。
自然農法 - ロレックス賞
ゴルル・ゴピナートは、インドの環境に優しい養蚕方法を開発した。環境を破壊することなく、環境に合わせる方法だ。その過程で地元住民の生活水準も向上した。
マンザナールの命を守るマングローブ - ロレックス賞
海水を灌漑に利用するという、ゴードン・サトウが開発した斬新な技術のおかげで、エトルリアの海岸地帯の貧しい村々は自給自足経済を達成した。
市井人科学者 - ロレックス賞
独学の科学者フォレスト・ミムズの発明のおかげで、アマチュア、専門家の区別なく世界中の誰でも地球の生物を守るオゾン層の測定ができるようになった。
深海の星座 - ロレックス賞
人を惹きつけてやまない世界最大の魚、ジンベイザメ。ブラッド・ノーマンは、星座のような模様で個体を識別するシステムを構築し、保護に取り組んでいる。
改革の最前線に立つ - ロレックス賞
4歳でアメリカ合衆国に移住したクリスティーン・ケウンは、自分が受けた教育を中国北西部の僻地公害問題に役立てるつもりだ。
カナダからの証言 - ロレックス賞
ドーラ・ニップによる徹底したオーラル・ヒストリー・インタビューは、カナダに住む移民たちの生活や経験を記録にまとめたもので、移民たちの民族的多様性を世に知らしめると同時に、新しい祖国に対する彼らの貢献を明らかにするものである。
先史人類史を書き換える - ロレックス賞
1991年以来、古人類学者のダヴィド・ロルドキパニーゼは国際的なチームを率いて世界で最も重要な先史時代遺跡を発掘している。アフリカから初めて足を踏み出した人類の、最も初期の祖先の骨が見つかったのだ。
歴史が紡がれた織物 - ロレックス賞
ボリビアの山岳民族が持つ神聖な織物には、いにしえが織り込まれている。しかし数百枚ものこの貴重な織物は盗難され、北米のコレクターに売られてしまったため、彼らの文化遺産である重要な工芸品が失われてしまった。
時間の中のステッチ - ロレックス賞
インド、ジャグラート州の端にあるカッチ地方では、22,000以上の女性たちの生活が大きく変化している。チャンダ・シュロフがこの地に伝わる精緻な手刺繍を復活させ、現地の女性たちに安定した収入源をもたらしてくれたおかげだ。
古代都市を救うための闘い - ロレックス賞
考古学者のカトリーヌ・アバディ=レイナルは時間と闘っていた。トルコのダム建設が2つの古代都市を水没させてしまうからだ。
現代に通じる古代マヤの教え - ロレックス賞
考古学者であり人類学者でもあるアナベル・フォードは、40年に渡りマヤ文明を研究している。主な調査対象は、フォードが現在のベリーズとグアテマラの国境線で発見した、古代都市のエル・ピラールだ。
タイガの学校 - ロレックス賞
シベリアの大自然に生きる子供たちは、学校に入るために親から離されることはなくなった。アレクサンドラ・ラヴリエが、近代的なカリキュラムと消えつつあるエヴァンキの文化の両方を学ぶことができる巡回学校を設立してくれたからだ。
音で冷やす冷蔵庫 - ロレックス賞
アメリカの科学者スティーブン・ギャレットは、音を使った冷蔵庫を開発した。この冷蔵庫は、オゾン層にダメージを与える化学物質を除去できる可能性をはらんでいる。
秘められた動物の生態が明らかに - ロレックス賞
ローリー・ウィルソンは、モバイルテクノロジーを用い、人間を含む動物がどのようにエネルギー使っているかを追跡するための革命的なツールを開発した。
霜の被害から果樹を救う - ロレックス賞
霜が降りると、何か月もかけて育てた果実がわずか数時間でだめになってしまうことがある。しかし、ウルグアイで考案された装置が、数か国の果樹園でこの問題を解決している。
食品廃棄物を削減するソフトフェア - ロレックス賞
飢えは、推定1300万のナイジェリア人にとって、日常の現実だ。しかし、一人の起業精神に溢れたソフトウェア・エンジニアが、必要とする人々への食料の再分配と、廃棄物の削減を同時に行うソフトウェア・サービスによって、彼らの苦しみを軽減しようとしている。
ラクダ乳はいかが? - ロレックス賞
ナンシー・アベイディラハーンは、モーリタニアにアフリカ初のラクダ乳の酪農を設立した。これにより畜産に対する認識に変革がもたらされるとともに、モーリタニアに住まう人々の生活が向上している。
砂漠に冷たい食物を - ロレックス賞
農業従事者はもはや損傷を心配して急いで作物を売らなくてもいいのだ。需要に基づいて販売することが可能となった。
空からの贈り物 - ロレックス賞
世界中の多くの都市で、雨はできるだけ早く消えてほしい、鬱陶しいものと思われている。しかし東京は違う。定年退職した公務員、村瀬誠の功績により、雨水は日々の生活に利用するための貴重な資産となっている。
新しい監視システム - ロレックス賞
ルイス・リーベンベルクは、カラハリ先住民が動物の行動観察を記録できるよう、CyberTrackerを考案した。しかし、このテクノロジーは、きわめて用途の広い科学ツールであることが分かったのだ。
革製品の製造過程で生じる有害な廃棄物の再利用法 - ロレックス賞
チェコ共和国の大学研究室時代から40年間、カレル・コロマズニクは革製品の廃棄物を再利用する方法について研究してきた。
世界を手話でつなぐ - ロレックス賞
現在世界中で7000万人が手話を使用している。言語の種類は126、それぞれが独自の語彙を有している。けれども、これらの言語間をつなぐ辞書はほとんど存在しない。そうした状況の中、ある日本人起業家が、世界中の聴覚障がい者の対話を可能とするオンライン手話辞書の制作を進めている。
マイクロボランティアがもたらす力 - ロレックス賞
従来の利他主義と21世紀の技術を組み合わせ、カリフォルニア出身の若い先駆者が、世界に慈善活動の新たなモデルを提供している。
水汲みという重荷を軽減する容器 - ロレックス賞
南アフリカの建築家、ハンス・ヘンドリクスが考案したQドラムは、一度に50リットルまでの水を運搬するシンプルで使い方が容易なツールとして、発展途上国に住まう何千もの人々の生活を改善している。
子供たちの目に宿る星の輝き - ロレックス賞
空を探索することが子供たちにもたらす魅力と科学を、ギルバート・クラークは知っている。彼の仮想天文台は、何百もの学校を、世界で最も強力な望遠鏡とつないでいる。
イナゴの異常発生に歯止めを - ロレックス賞
イナゴの大群は、数時間で大量の作物を食い尽くしてしまう。地理学者のフリチョッフ・ヴォスは衛星画像マッピングを用い、被害が起こる前にイナゴの集団を検知する方法を開発した。
アフリカに視界を - ロレックス賞
全世界にいる2億8500万人の視覚障害者の大半は、低所得の国々に住んでいる。しかも診察や治療の機会にほとんど恵まれない地域であることが多い。イギリス人眼科医のアンドリュー・バストーラスは、スマートフォンを基盤とする携帯可能な眼科検診装置を開発し、サブサハラアフリカの眼科診療制度を大改革しようとしている。
世界中に光を灯す - ロレックス賞
1997 年ネパールで、暗がりの教室で必死に本を読もうとしている子供たちを見たデイブ・アーバイン-ハリデーは、低コストで再生可能なエネルギーを使い、地方の村々に照明を灯そうと決めた。
ロボットと共に歩む - ロレックス賞
繊維科学とロボット工学を融合させることにより、アイルランド人の生体医工学者コナー・ウォルシュとハーバード大学、バイオデザイン・ラボの専門家チームは、脳卒中などの後遺症に悩む世界中の患者の回復を支援し、再び歩けるようにするための画期的な技術を開発している。
繁殖の力を高める - ロレックス賞
飼育下繁殖は、絶滅の危機にあるいくつかの鳥種には最後の希望である。アメリカ人ビリー・リー・ラスレーは、鳥の性別を特定する非侵襲的メソッドを開発した時、サンディエゴ動物園で内分泌学者として働いていた。
医師として世界を見つめて - ロレックス賞
ほぼ40年間、内科医のアルド・ロ・クルトは1年の内の半分を北イタリアで医者として過ごし、その残りを世界の原住民と暮らしながら、治療活動や教育を行っている。
伝統の医学に重要な役割を - ロレックス賞
秘境の地、ラダック。チベットの薬草治療は、フランス人民族薬理学者のロラン・ポルディエの力添えもあり、現在も途絶えることなく生き続けている。
希望の船 - ロレックス賞
エンジニアから船乗りに転身したフランス人リュック・オートランは、海で隔離された地域に暮らす人々に医療救護、技術支援、食料をもたらすため、幾度となく海を渡った。
ワクチン革命 - ロレックス賞
生体医工学者のマーク・ケンドールは、人々の生命にかかわるワクチン投与の方法において、革命を起こしている。発展途上国においてコストを抑えた、針と注射器を使わない予防接種の方法を生み出したのだ。
タクシーからオサムシへ - ロレックス賞
タクシー運転手の仕事を辞めて有名な昆虫学者になったピエール・モルヴァン。彼はオサムシの研究が進化に対して、また種(しゅ)の形成過程についていかに理解を深めることできるかを証明している。
安全なランプが命を救う - ロレックス賞
自家製のランプは不安定で、時に大きな傷跡を残すやけどを引き起こす。スリランカの外科医ウィジャヤ・ゴダクンブラは、こうしたランプの危険性に対する人々の無関心、無知に対して予防の必要性を唱える。彼の発明したセーフボトルランプは、これまでに多くの命を救ってきた。
ロレックス賞について - ロレックス賞
40年にわたり、ロレックスはロレックス賞を通じて、大きな挑戦に立ち向かう勇気と強い信念を持つ優れた個人、より良い世界を目指し、比類なきプロジェクトと進取の気象を持つ男女を支援してきた。
もみ殻を再利用した燃料 - ロレックス賞
アジアにある多くの農場では、廃棄されたもみ殻が大量に積まれている。アレクシス・ベロニオは、このもみ殻の利用法を考案し、環境への影響を抑えると同時に、燃料コストの低減も実現した。
氷河の奥深くを目指して - ロレックス賞
フランスの雪氷学者ベルナール・フランクは、アンデス山脈の氷河内部の深い部分から氷の一部を取り出し、数千年にわたる気候の変化に関するアーカイブを提供している。
自然と育成 - ロレックス賞
南アフリカ人自然保護活動家アンドリュー・ミューアは、自然を利用して、エイズで身寄りを亡くした若者の生活向上を支援している。就労や生活技能の会得を手助けするのだ。
野生生物を撮影する - ロレックス賞
爆発的な経済成長を遂げるインド、その陰で自然生物は危機に瀕している。シェカール・ダタットリは、母国に残された自然遺産保護の緊急性に目を向け続ける。彼が対象とする題材は幅広く、トラから消滅しつつある沿岸線にまで及ぶ。
ヒョウとともに生きる - ロレックス賞
シャフカット・フセインは、北パキスタンの辺境に住む農民たちに代替案を提示することで、家畜を襲うユキヒョウの駆逐を止めさせた。これにより人間とネコ科の大型動物が共存できることを証明した。
保護活動は教室から始まる - ロレックス賞
環境教育を自然保護活動の土台にしようという、スーリョ・プラウィロイトモジョの精力的な活動は、故郷に深く根付いただけでなく、インドネシア内外へも急速に広まった。
古くからの教えを守る - ロレックス賞
大学で学んだ近代農業に背を向けたゼノン・ポルフィディオ・ゴメル・アパッツァは、古くから伝わる伝統農業を活用し、故郷アンデスの地域社会を変革しようとしている。
美しき地下河川が解き明かすもの - ロレックス賞
イタリアの洞窟探検家、アントニオ・デ ビボにとっては、冒険が生活の一部だ。彼は何年にもわたり、人が足を踏み入れることのないメキシコのリオ・ラ・ベンタ渓谷を探検し、コロンブス以前の文明に関する驚くべき発見をしている。
アメリカ大陸最初の人々を求めて - ロレックス賞
アルトゥーロ・ゴンザレスは、メキシコのユカタン半島を覆うジャングルのはるか下方にある、水没した迷宮を探索している。彼の尽力により、アメリカ大陸の起源と先史時代の人々について、新たな洞察が加えられようとしている。
化石採取という過酷な仕事 - ロレックス賞
古生物学者エリザベス・ニコルズは、数々の障害を乗り越え、カナダの辺境で2億2000万年前に生きていた海生爬虫類の化石を採取した。
熱帯雨林の樹上、林冠へ - ロレックス賞
生物学者から起業家となったドナルド・ペリーは、ツーリスト、学生、科学者などが、自身が「樹上の大陸」と呼び、生物学的な驚異が息づく熱帯雨林の林冠部を探索する方法を開発した。
驚異の発見で満ちた島 - ロレックス賞
洞窟探検に生涯を捧げてきたジャン-フランソワ・ペルネットは、2000年にパタゴニアのウルティマ・エスペランサという、辺境にある石灰岩島への遠征を率いた。ここでの発見は実に驚くべきものだったのである。
洞窟調査による地震予知 - ロレックス賞
フランスの地理学者エリック・ジリは、洞窟を調査して古代における地震活動の痕跡を見つけることにより、大地震を予知する新たな手法を開発した。
ミイラ「アイスメイデン(氷の乙女)」を発見してから - ロレックス賞
ヨハン・ラインハルトのキャリアの中でも、彼が発見した500年前のインカの「アイスメイデン(氷の乙女)」というミイラは最高の収穫であったといえるだろう。しかし、彼はこれに満足することはなかった。もっと保存状態のよいミイラがあると信じ、アンデスの人々の文化的伝承に貢献しようと決心していたのである。
古代のコミュニケーションアート - ロレックス賞
フランスの探検家リュック=アンリ・ファージュは、約30年前にカリマンタンで先史時代の洞窟壁画を発見し、この保護を求めるキャンペーンを行った。
環境のための登山 - ロレックス賞
日本有数のアルピニスト、医師の篠崎純一は、世界の山々を登りながら地球温暖化と汚染による影響について調査を行った。
ヒマラヤの隠れた財産 - ロレックス賞
30年以上に渡り、ジョージ・ヴァン・ドリームは消滅の危機に瀕したヒマラヤの現地語を救う旅を続けている。
メキシコの鼓動を聴く - ロレックス賞
かつて生化学の教授を務めていたエドアルド・ヤレーナスは、キャリアの半ばで転身し、メキシコの豊かな音楽遺産の保護に献身してきた。
芸術に貢献する科学 - ロレックス賞
40年以上もの間に、原子力推進の宇宙ロケット開発からハイテクを駆使した美術品保存修復へと、ジョン・アズマスの活動は思いがけない方向に展開してきた。
口笛が響く世界 - ロレックス賞
近代的なコミュニケーションテクノロジーの出現によって、口笛やドラムによる言語形態は急速に失われつつあり、今ではわずかに生物多様性が豊かで、住民が隔絶した環境下に暮らしている辺境の地のみでみられる。フランス人生体音響学者で言語学者のジュリアン・マイヤーは、言語と音楽の融合であるこれらの古くから伝わる伝達方法の保護に取り組んでいる。
砂漠の至宝 - ロレックス賞
ジョージーナ・ハーマン博士は中央アジアのかつてのシルクロードに横たわるこの考古学上の至宝の発掘において、中心的役割を果たしてきた。
マヤ芸術の教え - ロレックス賞
ベルギー人考古学者・美術史家のマルティーヌ・フェットヴァイス=ヴィエノは、メキシコからグアテマラにかけて残された古代壁画を綿密に書き写している。彼女が行き着いたのは、マヤ社会における壁画の役割に関する、新たな説だ。
絹に捧げられた村 - ロレックス賞
森本喜久男は、戦禍によって荒廃したカンボジアで消滅寸前だった伝統的な絹織物制作を復活させた。新たな職工を訓練し、自給自足の工房を設立している。
世界最古のアート・ギャラリー - ロレックス賞
先史時代の生活習慣や信仰を知る上で、ヨーロッパの洞窟壁画が大きな手掛かりになると考えるリュック・ジャン=フランソワ・デベッカーは、世界最古の「アート・ギャラリー」-石器時代の人々が自分たちの生活の記録を残した洞窟を数十年に渡り資料にまとめている。
ブータンの遺産のユーザーガイド - ロレックス賞
1992年、ブータンを旅していた美術品修復家のサビーヌ・コットは、この小さな王国の古い要塞や寺院の美しさに魅せられた。と同時に、ひび割れた壁や崩れかけた土台を目にし、ショックを受けた。
過去に続く足跡 - ロレックス賞
アルゼンチンのペウエン=コに残された先史時代の動物の足跡は、海面の上昇と人間による破壊によって消滅の危機に瀕している。古生物学者テレサ・マネーラ・デ・ビアンコの画期的な取り組みのおかげで、それらの保存が進められようとしている。
伝統的な民話を伝える - ロレックス賞
若きイタリア人女性が、アフガニスタンに語り部の学校を開設した。アフガニスタンの口承遺産を保存し、若い世代に希望を与え、発展に不可欠な情報を広めるためである。
ペトラの古代美を保存する - ロレックス賞
タラール・アカシェーは、人生の大半をヨルダンの世界遺産、ペトラ遺跡を時の経過による風化や観光客から守ることに捧げている。
生きた博物館 - ロレックス賞
ルナ・カーンは、かつてバングラデシュの水路を運航していた伝統的な船が、ディーゼルエンジンを搭載した船に取って代わられる様子を見てきた。伝統的な造船技術の保存を決意したカーンは、博物館建設という長年の夢をかなえようとしている。
ヒマラヤを潤す可能性を秘めた「アイス・ストゥーパ」 - 環境
人工氷河を利用した過酷な砂漠での作物栽培。
ユキヒョウを守る
パキスタンの山岳地帯で、シャフカット・フセインは、家畜の群れを捕食するユキヒョウとの共存を学びながら、農家が生計を維持できるよう支援している。
地球の緑を蘇らせる - ロレックス賞
母国スペインの森林再生に対するマリオ・ロブレス・デル・モラルのたゆまぬ努力は、世界中に広まっている。世界中を森の道で結ぶということが、その究極の目標だ。
雲霧林の警鐘 - ビデオ
アグラパタナ山地林の再生活動を通じて、スリランカ固有の山地雲霧林における生物多様性の減少を回復させたことで、自然保護活動家のローハン・ペティヤゴダは2000年にロレックス賞を受賞した。
失われつつある森の再生
ローリー・カレン Jr.は、専業農家たちに呼びかけることで地域経済に貢献しつつ、気候変動を食い止め、ブラジルのアトランティックフォレストを再生している。
パタゴニアの奥地
チリのパタゴニアは、フィヨルド、海峡、島々が複雑に入り組み強風が吹き荒れる土地だ。ドイツ人/チリ人生物学者で海洋探検家でもあるフレニ・ホイサーマンは、この生物多様性に富んだ地の探検と保護に生涯を捧げている。
リターン・フライト - ロレックス賞
ハンターと漁師の乱獲により、19世紀にメイン州の沖合の島々から姿を消してしまったニシツノメドリ。だがスティーヴン・クレスの革新的な手法のおかげで、鳥たちは戻ってきた。
サイチョウの偉大な母 - ロレックス賞
サイチョウはアジアやアフリカの熱帯雨林で見られる最も威厳に満ちた鳥だろう。種子を蒔き散らしてくれるこの鳥は、熱帯雨林にとって不可欠だ。あるタイ人微生物学者が「サイチョウの偉大な母」として尊敬を集めている。彼女の画期的な作戦がサイチョウとその生息地を救っているからだ。
ルワンダの人々を高揚させる、堂々たる鳥 - ビデオ
オリヴィエ・ンセンギマナは、2014年にロレックス賞を受賞したことをきっかけに、ルワンダの仲間たちと共に、長年愛されてきたホオジロカンムリヅルの未来を構築させようとしている。
視力検査がもたらす平等 - ビデオ
眼科医であるアンドリュー・バストーラスは、鮮明な視界を世界中の何百万人もの人々へもたらすために尽力している。Rolex.orgでビデオを見る
野生の馬と遊牧民 - ロレックス賞
プルジェワルスキー馬は1970年代にはモンゴルの大草原地帯から姿を消してしまった。だがクラウディア・フェイとそのチームはこの馬たちを何世紀にもわたり住み続けていた生息地に返した。そしてその過程で地元の遊牧民の生活向上にも貢献した。
シベリアトラを救え- ロレックス賞
かつては数千頭がアジアの森林を闊歩していた世界最大のネコ科動物であるシベリアトラ。セルゲイ・ベレズヌクは密猟者と戦いながら生息地の破壊を阻止することによって、シベリアトラを絶滅から救おうとしている。
ユキヒョウを守る - ビデオ
パキスタンの山岳地帯で、シャフカット・フセインは、家畜の群れを捕食するユキヒョウとの共存を学びながら、農家が生計を維持できるよう支援している。
2019年度よくある質問 - ロレックス賞
ロレックス賞は、先駆的な取り組みを行っている世界中の類い稀なる人々に共感し、支援しています。賞について詳しく見る。
地球の音に耳を傾ける - ビデオ
科学者のミシェル・アンドレの海洋生物に対する問題意識は、水中収音マイクのネットワークの開発へとつながった。Rolex.orgでビデオを見る
火山噴火の予知 - ビデオ
スコットランド人物理学者のアンドリュー・マクゴニグルは、無人の小型ヘリコプターを利用して火口から噴出するガスを測定し、高精度に噴火を予知する方法を開発している。科学と応用技術を組み合わせる彼の手法は、何千もの命を救う可能性を秘めている。
失われつつある森の再生 - ビデオ
ローリー・カレン Jr.は、専業農家たちに呼びかけることで地域経済に貢献しつつ、気候変動を食い止め、ブラジルのアトランティックフォレストを再生している。
火山の脈を測る - ビデオ
8億人もの人々が、地球上に存在する500の歴史的に活発な火山の打撃を受ける影響下で、噴火による死と背中合わせに暮らしている。スコットランドの火山学者アンドリュー・マクゴニグルにとって、差し迫った噴火を適時に警告することが、人道的かつ科学的な目標である。
ロレックス賞 - THE NEXT CHAPTER
ロレックス賞は、先駆的な取り組みを行っている世界中の類い稀なる人々に共感し、支援している。賞について詳しく見る。
地球の気候に影響を与える遠く離れた火山への探検
イヴ・ムサラムは、科学上の大きな謎である、活火山から放出されたガスが気候変動に及ぼす影響について研究している。彼がどのように伝統と科学技術を融合し、遠く離れた火山への探検するのか、詳細を見る。
火山の脈を測る
8億人もの人々が、地球上に存在する500の歴史的に活発な火山の打撃を受ける影響下で、噴火による死と背中合わせに暮らしている。スコットランドの火山学者アンドリュー・マクゴニグルにとって、差し迫った噴火を適時に警告することが、人道的かつ科学的な目標である。
全く新しい心臓病診断用タブレット - ロレックス賞
IT スペシャリストのアルチュール・ザンは、自身の技術スキルを用い、アフリカ初となる心臓病診断用コンピュータータブレットを考案・製造した。
タツノオトシゴを救え
次の世代のために世界の自然遺産を守ること。この思いがアマンダ・ヴィンセントを駆り立て、海産魚、特にタツノオトシゴの保護に取り組ませている。
パタゴニアのフィヨルドで海底林を探査 - ビデオ
科学的に解明されていない新種の発見は、果敢な海洋生物学者フレニ・ホイサーマンが、パタゴニアのフィヨルド沿岸に位置する手つかずの海を保護するために取り組む活動のほんの一面である。
過去の修復 - ビデオ
60年前、南フランスのセヴァンヌから最後のシロエリハゲワシが姿を消した。同系に属するクロハゲワシは、その1世紀前にフランスから去った。過去を取り戻すことを熱望する1984年度ロレックス賞受賞者のミッシェル・テラスは、犠牲となったそれらの鳥を自然の生息地に戻す取り組みを35年にわたり行っている。
過去の修復 - ロレックス賞
20世紀半ば、ヨーロッパの山岳地方から、200万年もこの地を棲家としてきたハゲワシの姿が消えつつあった。ミシェル・テラスは生涯の大半をかけて、鳥たちの運命を逆転させる活動に取り組んでいる。
深海の星座 - ビデオ
オーストラリア人海洋科学者のブラッド・ノーマンがNASA科学者により開発されたアルゴリズムを使って個体を識別し監視する方法を発見するまで、絶滅の危機に瀕している世界最大の魚であるジンベエザメについては、ほとんど知られていなかった。
自転車で新しい生活を - ロレックス賞
デビッド・シュワイデンバックは、廃棄された自転車をリサイクルして、発展途上国に住む人々に雇用、ビジネス、教育の機会を提供している。
インドのクリーンなビジョン - ビデオ
アルン・クリシュナムルティはインドの都市部にある放置された湖を再生させることを決意し、地域住民に対しゴミ収集や野生動物の生息環境の復元において協力を募る。
肌に貼り付けたステッカーが実現する医療アラート - ビデオ
生体医工学者で2012年度ロレックス賞受賞者のマーク・ケンドールは、現代医学に革命を起こすという使命を負っている。
スーパーバグとの闘い
多薬耐性菌は現代医学の進歩を脅かしている。ホサム・ゾワウィは高速スーパーバグテストと通信プランで、湾岸諸国のために反撃に出る。
血液サンプル不要の迅速なマラリア検査
ウガンダ人ITスペシャリスト、ブライアン・ジッタは、血液サンプルを用いずにマラリアを検出する携帯用電子機器を開発した。この新しい強力な医療技術の詳細を見る。
自転車で新しい生活を - ビデオ
2000年度ロレックス賞受賞者であるデイビッド・シュワインデンバックは、廃棄自転車を再利用して発展途上国の人々の生活向上に取り組んでいる。1991年に彼が設立した団体ペダル・フォー・プログレスは、これまでに15万9千台以上の自転車を収集し輸出しており、現在ではミシンや新品の部品にまで回収対象を広げている。
氷で覆われた熱帯雨林
氷河微生物学者のジョゼフ・クックは、北極地方の氷河の表面から数メートルは、まるで「凍れる熱帯雨林」のようだ、と話す。彼の研究はグリーンランド氷床にいる雪氷微生物が、我々の世界をどのように形成しているのかを解き明かす、発見の旅である。
黒ずんでゆくグリーンランドの氷 - ビデオ
イギリスの氷河微生物学者ジョゼフ・クックにとって、急速に温暖化が進む北極圏で微生物が密集して増殖する事象は、神秘的で美しくもあるが、脅威も感じる。氷の色は、地球上の人類の活動によって引き起こされた予期せぬ変化と、世界中の沿岸都市を沈没させる危険性をはらんだ海面上昇の加速を反映している。
北極圏に対する思い
探検家ロニー・デュプレは、繊細な生態系が地球温暖化の脅威にさらされていることを広く伝えてきた。
麻痺状態にある人々が再び歩く手助けをする - ビデオ
麻痺状態にある人々が再び歩く手助けをする
危機にさらされている世界中のペンギンを救う - ビデオ
危機にさらされている世界中のペンギンを救う
インドの野生動物と人間の衝突を削減する - ビデオ
インドの野生動物と人間の衝突を削減する
アマゾンのために巨大魚を保護 - ビデオ
世界最大級の淡水魚である巨大ピラルクーは絶滅の危機に瀕している。しかし、現地の組織や漁業リーダーたちと密接な協力関係を結んだブラジル人水産生物学者のジョアン・カンポス=シルバは、ピラルクーを救うだけでなく、アマゾンの河川に生命を依存している先住民コミュニティの生計、食料供給、文化をも守るという、計画を持っている。
過酷な条件を生き抜くサンゴによるサンゴ礁の救済 - ビデオ
過酷な条件を生き抜くサンゴによるサンゴ礁の救済
熱帯雨林の声を聞く電子「耳」 - ビデオ
科学技術者のトファー・ホワイトは、中古の携帯電話を使った警報システムを通して、科学者や保護活動家に世界の熱帯雨林にいる野生生物の世界を垣間見せている。
リサイクルされていないプラスチック廃棄物の再生利用 - ビデオ
もし25歳のカナダ人起業家ミランダ・ワンが彼女の目標を達成できれば、今や埋め立て地、川、海を狭めている世界中のプラスチック廃棄物の三分の一を、新たな価値あるものに変えられるかもしれない。
地球の気候に影響を与える遠く離れた火山への探検 - ビデオ
地球の気候に影響を与える遠く離れた火山への探検
火山噴火の予知 - ロレックス賞
火山の近くに暮らす何百万もの人々の命を救うために、スコットランドの物理学者のアンドリュー・マクゴニグルはドローンを使った火山の噴火の予測方法を開発している。
パキスタンの女性医師に遠隔医療での復職を呼びかける - ビデオ
パキスタンの女性医師に遠隔医療での復職を呼びかける
血液サンプル不要の迅速なマラリア検査 - ビデオ
血液サンプル不要の迅速なマラリア検査
先史人類史を書き換える - ビデオ
1991年にジョージア・ドマニシでアフリカ出身の人類最古の祖先の骨が出土した。それ以来、古人類学者のデヴィド・ロルドキパニーゼは経済的、政治的に困難な状況下で、この世界最古の遺跡の発掘調査を率いている。
砂漠の至宝 - ビデオ
中央アジアのトルクメニスタン共和国にあるカラクム砂漠の中心に位置するメルブには考古学的財宝や過去の歴史に関する情報であふれている3つの古代都市がある。1996年にロレックス賞を受賞したジョージナ・ハーマン博士はこの隠れた地域の発掘と解明のための国際的な協力の背景となった人物だ。記事を読む
絹に捧げられた村 - ビデオ
何十年も続いた戦争からの復興に苦しむカンボジアの農村地帯に心を痛めた絹織物の専門家である森本喜久男は、1990年代にタイでの仕事を辞め、カンボジアの奥地で絹織物の工房を立ち上げた。彼にとってのゴールは、貧困にあえぐ村民たちによる伝統的な絹織物の再興を手助けすることであった。
世界最古のアート・ギャラリー - ビデオ
ベルギー生まれでスイスとフランスに在住する工業測量技師リュック・デベッカーは、半世紀近くにわたりほとんどの週末と休暇を、世界最古の「アート・ギャラリー」、すなわち4万年前にヨーロッパに住んでいた石器時代の民族が当時の動物を驚異的な写実性と技術で描いた洞窟のガイドの編纂に費やしてきた。
過去に続く足跡 - ビデオ
アルゼンチン人の古生物学者で地質学者のテレーサ・マネラ・デ・ビアンコは、12,000年も前の貴重な動物の足跡の保護に取り組んでいる。全長3kmの遺跡は、現在では彼女の自宅近く大西洋の海岸線沿いに位置するが、12,000年前は鳥や哺乳類が多数生息する内陸部の池だった。
海中の星座 - ビデオ
海と謎多き巨大魚ジンベイザメに魅了された海洋自然保護活動家のブラッド・ノーマンは、ジンベイザメの保護活動のために写真を使った認識システムを作った。
タイガの学校 - ビデオ
シベリア南東部。遊牧民の人たちは押し寄せる現代化の波に反して彼らの生き方を守ろうとしている。東南シベリアの遊牧民たちは近代化の流れに逆らい、自分たちの生活様式を守ろうとしている。フランス人の傑出した民俗学者であるアレクサンドラ・ラヴリエは8年前から彼らと共に伝統文化の保護活動に携わっており、エヴァンキ族の子どもたちが先祖代々の伝統を守りつつ、現代教育を受けることができる遊牧民学校の設立を行う。
時間の中のステッチ - ビデオ
チャンダ・シュロフは、インドの人里離れた地域で、伝統的な手刺繍を復活させる活動を創設し、現地の女性たちに向け持続可能な収入手段を創出している。
歴史が紡がれた織物 - ビデオ
クリスティーナ・ブッバ・ザモーラは10年以上に渡り、ボリビアにおける儀式用織物の違法取引と闘っている。
メキシコの鼓動を聴く - ビデオ
1981年にメキシコの豊かな音楽遺産を保護するプロジェクトに対してロレックス賞を受賞した時、エドゥアルド・レレナスは尊敬される生化学教授だった。彼は現在、独立系音楽レーベルのディレクターであり、民族音楽学者たちによってメキシコの伝統音楽の世界的な専門家とみなされている。
芸術に貢献する科学 - ビデオ
過去40年にわたり、ジョン・アズムスの人生は多くの予期せぬ転換期を迎えた。当初は宇宙の原子力推進に携わっていたアズムスは、モナ・リザや中国古代の兵馬俑をも含む様々な美術の至宝の修復に取り組む、世界最高レベルの先端技術による美術品保存修復家の1人となった。
マヤ芸術の教え - ビデオ
1975年、若きベルギー人考古学者で美術史家のマルチーヌ・フェットヴァイス・ヴィエノーは、メキシコとグアテマラの色鮮やかなマヤ壁画を自力で研究し始めた。最終的にはカタログとして出版されることとなる彼女の壁画の忠実な模写は、マヤの社会における壁画とその役割についての新たな学説へと彼女を導いた。
生きた博物館 - ビデオ
ルナ・カーンは、かつてバングラデシュの水路を運航していた伝統的な船が、ディーゼルエンジンを搭載した船に取って代わられる様子を見てきた。伝統的な造船技術の保存を決意したカーンは、博物館建設という長年の夢をかなえようとしている。
伝統的な民話を伝える - ビデオ
イタリア人社会起業家のセレーネ・ビッフィは、アフガニスタンの豊かな口承遺産を守り、重要な開発情報を拡散するための語り部学校を、カブールに設立した。
ペトラの古代美を保存する - ビデオ
ペトラを科学的に記録することに26年を捧げてきた化学教授のタラール・アカシェーは、この都市の未来の保護を支える知識システムの完成を目指す。
タツノオトシゴを救え - ビデオ
カナダ人であるアマンダ・ビンセントは海洋生物の中でも最も魅惑的な生物の一つであるタツノオトシゴの世界的権威である。このエキゾチックな生物と、類まれな繁殖活動に初めて心を奪われた時から、アマンダはより幅広い海洋環境を守るための世界的な取り組みにおける重要な役割を果たしている。
自然と育成 - ビデオ
南アフリカ人の環境保護活動家アンドリュー・ミューアは、自然による癒しの力を利用して、エイズで身寄りを亡くした若者の独立を支援している。アンドリューのウムジ・ウェトゥプログラムでは、社会的弱者でありながらもやる気に満ちた若者たちに労働訓練や急成長中のエコツーリズム産業での職を提供する。その一方で、彼らに自国の豊かな自然の継承にも取り組ませている。
鳥を守るために森を救う - ビデオ
2002年6月1日、3000人の人々がブラジルの村、ケブラングロを行進した後、苗木の植樹を開始した。6月1日に植樹されたうちの1本の木が、その地域の彼女の森林再生計画における100万分の1の苗木であり、スイス出身のアニタ・ストッダーにとって、この出来事は13年間の取り組みの成果であった。
改革の最前線に立つ - ビデオ
クリスティーン・ケウンは、文化大革命の際に彼女の父が送り込まれた中国北西部の遠隔地の公害問題に取り組むことにより、自分が大学で受けた教育を世に役立つことに利用するつもりだ。彼女は、有害廃棄物に対する長期的な解決策を考案するよう当局を手助けすること、そして職を求めて都市部に流れて行く男性に代わり、環境悪化による不均衡な出費を支えなくてはならない村の女性たちを支援することを、プロジェクトの中心に据えている。
野生の馬と遊牧民 - ビデオ
30年以上に渡り野生の馬を研究するクラウディア・フェイは、その生態における世界的権威だ。スイス出身の彼女は、この10年、世界で唯一の野生馬プルジェワルスキー馬をフランスで繁殖させている。
南米グランチャコの守護神 - ビデオ
エリカ・クエリャルはボリビア、パラグアイ、アルゼンチンの地元民をパラバイオロジスト(生物研究補助員)として教育し、南米に残された未開地のひとつであるグランチャコの類まれな生物多様性の保護を目指す。記事を読む
マンザナールの命を守るマングローブ - ビデオ
アメリカ人生物学者のゴードン・サトウは長年抱いてきた正義感に突き動かされ、定年後の時間を世界的な最貧国であるエリトリアの人々の自立支援に費やした。彼は革新的なマンザナールプロジェクトを立ち上げ、エリトリアの海岸地帯2か所で、ふんだんな日光と海水を活用してマングローブを栽培し、動物の飼料や魚貝類の生息地を生み出している。
アマゾンの素晴らしい遺産 - ビデオ
ブラジル人の環境学者ジョゼ・マーシオ・アイリス(2003年3月没)はアマゾンの森林保護と地元住民の生活水準向上の両立という難題に、生涯をかけて挑んだ。
パラグアイの忘れられた地方を守る - ビデオ
スコットランド人の生物学者カリーナ・アトキンソンは、パラグアイの保護地区を守るための研究と持続可能なツーリズムに取り組んでいる。
自然の力 - ビデオ
残された自生の森を保護しながら、同時に人里離れた場所に住む人々の生活水準を改善するためにマリア・エルサ・マンテカ・オニャーテはエクアドルの北部にある自身の故郷の近くに自然保護区を設立。大人も子供もモデル農場において持続可能な農業技術を学ぶことができる素晴らしい教育プログラムも立ち上げた。
生物医学者のマーク・ケンドールは、人々の生命にかかわるワクチン投与の方法において、革命を起こしている。 - ビデオ
若き先駆者であるマリツァ・モラレス・カサノバは、自身が開設した環境教育パークを通じて、ユカタンの脆い環境を守ることの大切さを若い世代が学ぶことを願っている。
ルワンダの幸運の鳥を救う - ビデオ
ルワンダの象徴的なホオジロカンムリヅルは、密猟と生息地の消滅によって絶滅の危機に瀕している。オリヴィエ・ンセンギマナは、ツルを庭園から解放すると同時に、新世代の自然保護活動家たちに自国の比類なき野生生物を尊重するよう奮い立たせている。
アップサイクルで生活を立て直す - ビデオ
2007年、リーズ・フェルナンデスは、製品を小売業者に直接販売するように整備することにより女性の商習慣に革命をもたらした社会的企業、ラグス・トゥー・リッチズ(Rags2Riches)を共同設立した。
ユキヒョウを守る - ビデオ
野生生物学者ロドニー・ジャクソンは、世界でも有数の希少で制限された絶滅の危機に瀕している生物、ヒマラヤのユキヒョウの、無線による追跡という複雑なプログラムを実装してきた。今ではユキヒョウの世界的権威として知られるジャクソンは、様々な団体を集結してユキヒョウの国際的保護に取り組むことに成功している。
シベリアトラを救え - ビデオ
熱心な環境保護活動家であり、生態学者であるセルゲイ・べレズニクは、この17年間、アムールトラの保護活動に尽力してきました。過去17年間にわたり、忠実なロシア人環境保護活動家で生態学者のセルゲイ・ベレズヌクは、シベリアトラ(アムールトラ)を救うために勇敢に取り組んできた。極東ロシアの沿海地方のトラの反密猟部隊における1995年以来の自身の経験に基づき、ベレズヌクは、シベリアトラを救うことは、反密猟対策の効率と地元の人々の教育の両方に掛かっていると確信している。
美しき地下河川が解き明かすもの - ビデオ
リオ・ラ・ベンタ渓谷の洞窟学、水分学、考古学的側面を研究するための一連の遠征を通じて、アントニオ・デ・ビボと洞窟探検家と研究家から成る多分野のチームは、この孤立した地域に隠された秘密を明らかにし、この渓谷がコロンブス以前の高度に発展した文明においてコミュニケーションと商業の重要な経路となっていた証拠を集め始めた。
ミイラ「アイスメイデン(氷の乙女)」を発見してから - ビデオ
500年前のインカの「アイスメイデン(氷の乙女)」という、ヨハン・ラインハルトの1995年の発見は、簡単に彼の人生の頂点になり得ただろう。コロンブス以前の時代で最も保存状態の良い世界有数のミイラは、世界中の何百万人もの人々を興奮させ、豊富な知識をもたらした。しかし、この高度文化人類学者で考古学者は、ここで満足することはなかった。彼は、より良い保存状態のミイラが、人里離れたアンデスの山頂で発見されると確信していた。
氷で覆われた熱帯雨林 - ビデオ
氷河微生物学者のジョゼフ・クックは、グリーンランドの氷河の表面を「凍れる熱帯雨林」に譬える。氷河の表層の数メートルは、その規模や役割及び影響が未だに化学的に解明されていない生物界だ。クックの「Ice Alive(アイス・アライブ)」ミッションは、この生態系が地球の気候、養分、炭素循環に及ぼす影響を明らかにすることを目的としている。
北極圏に対する思い - ビデオ
北極探検家で2004年度ロレックス賞受賞者ロニー・デュプレにとって、地球温暖化とは単なる理論ではない。彼が情熱を傾ける地域に差し迫った脅威である。2005年5月、彼は探検パートナーで友人のエリック・ラーソンと共に、この問題対して世界規模での意識を高めるために大規模な探検に挑戦した。
パタゴニアの奥地 - ビデオ
フレニ・ホイサーマンは、チリ南部のパタゴニアに広がるフィヨルド固有の海洋生物を研究しているドイツ人生物学者である。その類いまれで繊細な水中環境は、魚の養殖と地球温暖化の影響を受けている。フレニは、手遅れになる前にこの特有の生物学的多様性を研究し、理解し、保護するために、かつてない深さの潜水を計画している。
スーパーバグとの闘い - ビデオ
スーパーバグは抗生物質に耐性を持つ細菌で、人類にとっての脅威だ。サウジアラビアの微生物学者ホサム・ゾワウィは、湾岸諸国で画期的な診断試験法の開発と意識向上キャンペーンによって抗生物質の濫用と戦っている。
希望の船 - ビデオ
エンジニアから船乗りに転身したジャック・リュック・オトランは、何年もの準備を経て、1987年に修復されたトロール漁船Listaos号で、インド洋とこの地域に点在する孤立した群島に向け出航した。自身が創設した団体、Seamen without Borders(国境なき海員団)の支援を受け、ジャックは、海によって文明から切り離された地域社会に医療救済、技術援助、食料を届けるという長年の夢を叶えるための一連の旅に乗り出した。
伝統の医学に重要な役割を - ビデオ
チベット医学はインドのはるか北に位置するラダクにおいて1000年以上も続けられている。治癒、儀式、信念が複雑に絡まったアムチ医療として知られるこの医学が20世紀の大きな社会的変化により存亡の危機に晒された。しかし、過去6年以上かけてフランスの人類学者であり、民族薬理学者であるローラン・ポルディーはラダクの人々が後続世代へアムチ医療を継承し、その恩恵を受けることができるようにするための運動を率いた。
事故現場での救助 - ビデオ
ピユシュ・ テワリは、デリーのほとんどの事故犠牲者が迅速な医療を確実に受けられるようにすることで、何千人もの命を救うことを決意している。 彼の財団は、病院や医科学研究所と提携し、すでに2,000人以上の警察官や500人の一般市民に向けて一時救命処置の講習会を提供してきた。
海に住む優しい巨人 - ビデオ
カースティン・フォースバーグはペルー出身の生物学者で、極めて堂々とした海洋生物、マンタの保護に取り組んでいる。この独特な魚は、鰓板や肉を目当てに世界中で捕獲され、絶滅の大きな危機に瀕している。彼女は、地元の漁民に新たな生計手段をもたらすための、そして海洋の全ての絶滅危惧種に対する意識を高めるための取り組みを行っている。
野生の呼び声 - ビデオ
イギリス人レス・ストッカーは、1990年度のロレックス賞を受賞し、ヨーロッパ初の野性動物医学教育病院を設立した。この病院はすぐに開設され拡大を続けているが、その過程でストッカーはそれ以上に多くの成果をあげており、病気や怪我をした野生動物の応急処置やリハビリテーションに関する名高い専門家となった。
アフリカの健康バロメーター - ビデオ
リンディ・ロドウェルはこの11年間、アフリカでツルの保護活動に携わってきた。故郷南アフリカの文化的象徴であるこのツルの圧倒的な存在感は、彼女の幼少期の記憶に鮮明に残っている。
サイチョウの偉大な母 - ビデオ
タイの荒廃した熱帯雨林で絶滅の危機にあったサイチョウが再発見された後、微生物学者のピライ・プーンスワッドは、かつての密猟者や不法伐採者たちにこの素晴らしい鳥とその貴重な生息地の保護活動に携わらせている。
砂漠に並ぶ氷の塔 - ビデオ
ソナム・ワンチュクは、ヒマラヤの高い所にあるインドのラダック地方に住み、取り組みを行う。この険しい山岳地帯は、気候変動による深刻な水不足に直面している。技術者で教育者のソナムは、木と作物に水を引く人工氷河を使って水を貯蔵する、シンプルだが素晴らしい発想の方法を見出した。
リターン・フライト - ビデオ
猟師や漁師は、19世紀にメイン州沖の諸島からニシツノメドリをほぼ絶滅させた。1987年度ロレックス賞受賞者スティーブンW.クレスが用いたニシツノメドリを呼び戻すための革新的手法は、海鳥保全に大きな変化をもたらした。
保護活動は教室から始まる - ビデオ
自然保護活動家スリョ・プラウィロトモジョは、私たちの自然環境を守るためには、それに対する人々の意識を根本的に変える必要があると長年信じてきた。彼は、母国インドネシアにおいて、そしてそれを超えて、人々の意識に広範囲に及ぶ変化をもたらしてきた。
熱帯雨林の樹上、林冠へ - ビデオ
生物学者から起業家となったドナルド・ペリーは、観光客、学生、科学者などが、「15階」に匹敵する、熱帯雨林の驚異が息づく林冠部を探検することを可能にした。
化石採取という過酷な仕事 - ビデオ
カナダ系アメリカ人の古生物学者エリザベス・ニコルズは数々の困難を乗り越え、カナダの辺境地帯で2億2000万年前に生息した巨大海生爬虫類の化石を発掘した。
迷宮の内部へ - ビデオ
南米のテーブルマウンテンには人類がかつて一度も足を踏み入れたことのない地下洞窟がある。イタリア人科学者にして探検家のフランチェスコ・サウロは、生物と地球の進化の手がかりを探して、この地下洞窟を探検するという厄介な課題に挑んでいる。
驚異の発見で満ちた島 - ビデオ
2000年に世界的に名高いフランスの洞窟学者であるジャン=フランソワ・ペルネッテはチリのウルティマ・エスペランサ(ラスト・ホープ)地方への集学的探検を率いた。そこで彼は予期せぬ発見や素晴らしい発見をした。
母親たちへのモバイルライフライン - ビデオ
アグレイ・オティエノは、ナイロビのスラム街に、医師とワゴン車が24時間待機している遠隔医療センターを設立し、緊急産科医療を利用することのできない母親や乳幼児の命を救うことに協力している。
医師として世界を見つめて - ビデオ
アルド・ロ・クルトは、過去20年にわたり約40ヶ国で医師として働いてきており、人類に貢献している。この「ボランティアで旅する医師」であり1993年度ロレックス賞の受賞者は、1年の半分を北イタリアのカンツォの自身の医療機関で、その残りをいくつかの大陸で原住民たちと暮らしながら、治療活動や教育を行って過ごしている。
全く新しい心臓病診断用タブレット - ビデオ
アルチュール・ザンは、心臓病が増えているカメルーンで、心臓医療に革命を起こしている。Cardio Padと名付けられた彼の発明である心臓監視用タブレット端末により、携帯電話通信網さえあれば、いつでもどこでも心臓病の診断ができる。
子供たちの目に宿る星の輝き - ビデオ
12年前、引退した元船乗りギルバート・クラークは、巨大な数百万ドルもする望遠鏡を通した銀河系やその向こう側を、子供たちが自分たちのコンピューターから見られるようにすることにより、彼らに仮想現実をもたらし始めた。
マイクロボランティアがもたらす力 - ビデオ
最先端IT技術を活用するジェイコブ・コルカーは、インターネットや携帯電話と組み合わせたボランティア活動の先駆的な形態を生み出した。これはスマートフォンを持つ人なら誰でも、バスや診察を待つ間など暇な時間を利用して、有益な社会貢献活動ができる。
世界を手話でつなぐ - ビデオ
世界中で7000万人の聴覚障がい者が、それぞれ独自の文法と語彙を有する126の異なる言語を使用している。けれども、これらの言語間をつなぐ辞書はほとんど存在しない。そうした状況の中、日本人起業家の大木洵人が、クラウドソーシングにより単語を集め特別なキーボードでインプットし、世界中の聴覚障がい者の対話を可能とするオンライン手話辞典「スリント(SLinto)」を生み出した。
新しい監視システム - ビデオ
ロレックス賞を1998年に受賞したルイス・リーベンベルグの発明品であるサイバートラッカーは元々、昔からある追跡技術を現代化するために開発された携帯型機器だ。元来の目的達成において非常に優れていることが証明され、ルイスはそのソフトウェアには温暖化の悪影響を軽減するための革命的な可能性があることを発見。サイバートラッカーのテクノロジーは私たちのエコシステムへの不可逆的変化を観察し、予測し、未然に防ぐことが可能だ。
砂漠に冷たい食物を - ビデオ
ナイジェリア人の教師モハメド・バー・アッバは、アフリカ農村部の貧困層が抱える問題を、現実的に自力で解決するためにアフリカ独自の技術力を利用することに取り組んだ。古代エジプト時代にすでに知られていた物理学的原理を利用して彼が発明した、極めてシンプルで安価な冷却機能のある土器「ポット・イン・ポット」はこの半砂漠地帯での生活に革命をもたらした。
秘められた動物の生態が明らかに - ビデオ
イギリス人動物学者のローリー・ウィルソンは、直接観察することなく野生動物を追跡し、行動を記録する革新的な方法の開発で知られる。彼の最新発明は軽量の電子記録装置で、衛星追跡装置が不可能な場所まで追跡し、野生動物の観察を行う。
希望の穀物 - ビデオ
「アフリカで最も美味しいシリアル」と呼ばれ、西アフリカでは良く知られているフォニオ。食物繊維が豊富なフォニオは健康に良く、そして美味しい。しかし、調理され食卓に上がるまで、2キロの穀物から殻を取り除くために、2時間もかけて手でついたり、吹き分けたりといった作業をしなければならないという、何世紀にも続く難点があるのだ。
アフリカに視界を - ビデオ
アンドリュー・バストーラスはイギリス出身の眼科医で、低所得国に住む何百万人の視覚障がい者の治療に当たることが彼の夢である。彼は、眼科医療はほとんどないが優れた携帯電話テクノロジーのあるケニアの人里離れた地域で、プロジェクトを開始した。彼の解決策は、スマートフォンを携帯式眼科診察キットとして使用し、最終的にはこの技術を世界中で利用可能にすることである。
世界中に光を灯す - ビデオ
電気技師のデイブ・アーヴィン=ハリデイは、わずか0.1ワットの白色LED(発光ダイオード)の光があれば子供が十分読書をできることに気が付いた。彼の団体ライト・アップ・ザ・ワールドはシンプルながら革新的な技術を各家庭に提供し、従来の100ワット電球1個分より少ないエネルギーを利用してひとつの農村全体に明かりを供給することを可能にした。
海を見守る眼 - ビデオ
バーバラ・ブロックが目指すのは、北米の西海岸を泳ぐ海洋捕食生物たちの現状を人々が把握できるような技術を開発し、それらの保護活動につなげていくことである。
ロボットと共に歩む - ビデオ
ハーバードを拠点にするアイルランド人でバイオメディカルエンジニアのコナー・ウォルシュは、脳卒中などの後遺症に悩む患者が再び歩こうとする時に直面する大きな困難に向き合っている。彼は衣類の下に着用でき、筋肉、四肢、関節を再び機能するよう鍛える、柔らかな素材でできたロボットスーツを開発している。この感動的な新技術は、身体の障害に苦しむ何百万人もの人々の治療に革命を起こすに違いない。
海の騒音が鳴らす警笛 - ビデオ
2002年度ロレックス賞受賞者、ミシェル・アンドレは、史上初のクジラ衝突防止システムの初期段階試用に成功した。だがこの研究は、人間が作り出す音による世界中の海の公害という深刻な問題を浮き彫りにすると彼は言う。
音で冷やす冷蔵庫 - ビデオ
1993年度ロレックス賞受賞者スティーブン・ギャレットは、環境にやさしい技術が彼の研究室から全ての家庭に向かうという究極の希望を抱き、10年以上にわたり音力発電による冷蔵設備を開発してきた。
ラクダ乳はいかが? - ビデオ
1989年にナンシー・アベイデラハマンがアフリカ初のラクダ乳の酪農場をヌアクショットに開設した時、ほとんどのモーリタニア人は、飲むことはおろか、地元の家畜から生産された加工乳を購入することなど考えもしなかった。今日では、彼らの意識は完全に変わった。その粘り強さ、意欲、見識には敵う者が滅多にいないナンシーが、この驚くべき変化の裏におり、彼女の取り組みはモーリタニアの生活の質の向上に重要な貢献をした。
ラジオで学ぶ農業 - ビデオ
ナエメカ・イケァグォーニューは、Smallholders Farmers Rural Radio (小規模農家地方ラジオ)ですでに1日10 時間、25万人のリスナーに向けて放送している自身のSmallholders Foundation(小規模農家基金)の実績を、さらに強化したいと思っている。彼の目標は、自身の地元ナイジェリア南東部イモ州にあるおよそ5,000の村の350万人の農業従事者に届く通信網を確立することである。
テクノロジーをすべての人に - ビデオ
サミット・ダガールはブライユ式スマートフォンを開発し、インドの何百万人もの目の不自由な人々がデジタルの世界にアクセスすることを可能にする。
市井人科学者 - ビデオ
フォレスト・ミムズⅢ世は、行政学の学位を有しているが公式な科学の資格は有しておらず、自身を「市民科学者」と呼ぶ。しかし彼は、限られたプロフェッショナリズムの時代には稀な、幅広い科学的および技術的専門知識を有している。彼の偉大な功績の1つは、自ら発明した携帯型機器を使用して、紫外線放射とオゾン濃度を監視するネットワークを構築したことである。
繁殖の力を高める - ビデオ
ビリー・リー・ラズリーによる、ワシなどの絶滅危惧種の保護を目的とした鳥類の性別判定のための非侵襲的手法の発明は、徐々に世界中の研究者たちによって導入されてきた。おそらくもっと重要なことに、彼の取り組みには、環境中の化学物質に晒された女性のリプロダクティブ・ヘルス(生殖に関する健康と権利)の検査等、他の用途があることが判明している。
命を救う指人形 - ビデオ
ブルクタウィット・ティガブは、未就学児とその両親に基本的な衛生教育をもたらすため、ツェハイ・ラブ・ラーニング(「知りたがりのツェハイ」)の新しいエピソードを制作する。この番組は、衛生観念をわかりやすくするため、歌、物語、簡単な図等を用いている。
ワクチン革命 - ビデオ
マーク・ケンドル教授は注射針のいらない「ナノパッチ」の開発を行っている。これは、発展途上国にけるワクチン輸送に革命を起こし、その価格を下げると共に、感染症で亡くなる可能性のある何万もの命を救う。記事を読む
タクシーからオサムシへ - ビデオ
独学の昆虫専門家ピエール・モルバンは、科学者たちでも立ち入りを禁じられることの多い、ヒマラヤ山脈の孤立した接近不可能な地域で昆虫の個体群を研究することにより、科学において名を成した。
安全なランプが命を救う - ビデオ
堅い決意を持ったスリランカの外科医は10年以上に渡り、自家製のランプによって引き起こされる火事が原因の死や大けがから人々を救うために、人々の関心の無さや知識の無さと闘った。1998年にロレックス賞を受賞したウィジャヤ・ゴダクンブラはこの悲惨な問題に対する簡単な解決策である「安全なボトルランプ」を提唱する。
Perpetual Planet: より良い世界のために貢献する人々 - ビデオ
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食品廃棄物を削減するソフトフェア - ビデオ
ナイジェリア人オスカー・エクポニモは、貧困に起因する栄養不足という古くからの問題を、21世紀の発明で解決している。彼が開発したチャウベリー(Chowberry)というクラウドベースのアプリケーションは、商品の消費期限が近くなると小売店に知らせる。そして、割引価格の食品が援助団体に提供され、廃棄物は削減される。幼少期に空腹に苦しんだエクポニモは、このアプリケーションを開発し、食料を十分に得ることのできない何百万ものナイジェリア人を助けている。
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